デザイン勉強会レポート|デザインを全方位思考でとらえる
先日、デザインの勉強会を開催しました。
デザインの可能性を広げるため、まずは視野を広く持ち、全方位で物事を考える思考法について学びました。
固定された考え方にとらわれず、さまざまな角度からアイデアを探ること。
これはデザインを進めるうえで欠かせない大切なことです。
今回も勉強会の最初には右脳を刺激するちょっとしたワークからスタートします。


判断力と本質を見抜くためのワーク
「クイック・デッサン」
お題のワードから直感的にイメージを膨らませ、短時間で絵を描くワークです。
限られた時間の中で “お題の本質をどう表現するか” を考えることで、発想力と観察力を鍛えます。
今回のお題は
- 「おにぎり」
- 「折れた鉛筆」
- 「食べかけの朝食」
と、少しずつ視点や空間が広がる構成。描く対象を素早く捉えるスピード感や、ものの捉え方の幅が自然と広がります。
座学パート
心を動かし、未来を想像させるデザインへ
座学パートでは、制作意図の考え方や、目的を達成するためにデザインとイメージを結びつけるプロセスについて勉強。
デザインは、いきなり作り始めれば良いわけではありません。
「何のためにデザインするのか」「誰に届けたいのか」「どんな状態をゴールとするのか」
まずはこれらを明確にすることが大切です。
そのためには、現状を正しく理解し、どのように伝えるべきか、どう見せるかといった“制作意図”を丁寧に組み立てる必要があります。
さらに、完成したデザインが人の心を動かすかどうか、そしてその先の未来を想像させられるか——そうした視点も重要であることを勉強。

シニフィアン
→ 言葉、音、ビジュアルなど、「目に見える・耳で聞こえる表現」のこと。
シニフィエ
→ それを見たり聞いたりしたときに生まれる「頭の中のイメージ」や「意味」。
ワークで実践!
現状把握から課題へのアプローチを考える
店舗のオーナー、そしてデザイナー側にわかれ実際のヒアリングを擬似体験を行うグループワーク。複数の役割や人の意見を聞いていくことで自分だけの視点ではなく客観的に見ていくことが大切です。


勉強会をとおしてデザインに大切な考え方をインプットしていきます。
単に見た目を整えるだけではなく、本質をとらえてそのデザインがどうやったら力を発揮していくのか考えていきます。
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